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三洋の保冷・保温ボックス

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サンヨウキ通信

【凍結防止】商品開発にいたるまで

一段と冷え込みが厳しくなり、今後の『 食材管理 』に困っているといった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

夏には夏の食材管理の注意ポイントがありますが、冬にも気を付けたいポイントがいくつかあります!

 

冬は気温も低く、食材管理に気を付ける必要はないのでは?

 

と感じる方も多いと思いますが、〝 気温が低すぎると食材に影響がでてしまう 〟んです!

 

特に葉物野菜や、みかんなどの果物を輸送する際には注意が必要です!

 

全ての野菜・果物とは限りませんが、一部では低温障害を起こしてしまい、細胞が変質し、水っぽくなってしまったり、栄養価が低下してしまうことも…

 

冷凍食品があるくらいだから凍結しても問題ないのでは?

 

 

これは間違いです!

冷凍食品は「ブランチング」といった急速冷凍の前に加熱処理がされているため解凍しても栄養を損ないにくいように仕上げられています。

 

そのため自然に凍結してしまったものを解凍すると、水分がドリップとして流れ出してしまい栄養も一緒に流されてしまいます。

このドリップにはビタミンCやアントシアニンなど、水溶性の成分が溶けだしているため、栄養成分が失われてしまうんです(>_<)

 

また、輸送の際の低温障害の事例で私たちがよく耳にするのが『 みかんのす上がり 』です。

 

 

冬場に東北地方や北海道にみかんを送ると、外気温が氷点下となっている場合があり

配達されるまでにみかんが凍結…といった事例が何件か発生していました。

 

みかんのす上がりとは?

 

凍結や低温障害によって、果実の水分が蒸散して起こります。

表面はシワシワ、そして肝心な実にももちろん影響があり、果実中心部の水分がなくなり、果汁を蓄える小さなつぶつぶの袋の膜が破れ、ぱさぱさで白っぽくなってしまう状態をす上がりといいます!

 

せっかくの美味しいみかんが輸送中の凍結によりす上がり状態…ぱさぱさに…なんてことは避けたいですよね。

 

そこで弊社で何かできることがないかと「凍結防止試験」を実施!

 

 

以前ご紹介させていただいた様々な実験を行うことができる「恒温槽」を使い、凍結を防止するためにどういった対策が可能かというのをテストいたしました(*^^*)

 

恒温槽とは

 

テストの結果、-10℃環境下で半日以上、みかんを凍結せずに保温することができました!

このデータを生かして、より性能が高い凍結防止資材の開発を考えて進めております。

 

このようにお客様のお困りごとに耳を傾けることで、問題解決のために様々なテストを行い、商品の開発に繋がっております。

 

《 すぐにできる★凍結防止 》

 

①プチプチ(気泡緩衝材)で包む

 

気泡緩衝材は、ビニールのシートで作られており、プチプチの中には空気が含まれています。

一見ただの工業製品にしか見えないプチプチですが、とても優れた断熱材なんです。

安くて手に入りやすいのでおすすめです!

 

②凍らせていない蓄冷剤を入れる

 

一般的に凍らせた蓄冷剤を入れることで一定の温度を保ち、庫内の温度を保つために使用しますが、凍結防止にも一役買います。

ただし凍らせないで常温のものを使用しましょう!

蓄冷剤が常温の温度を保つため庫内の温度を下げにくくする働きがあります!

 

③新聞紙やダンボールで包む

 

簡単に外気をシャットダウンするのに一番手っ取り早い方法です!

 

発泡スチロールの箱に一緒に入れることで効果はアップ◎

 


これから寒さも強まっていくと思われます。

こんな時にこんな商品があったらいいな…などご要望がございましたら、ぜひ一度私たちにご相談ください!

 

最適な商品をご提案させていただきます(˶'ᵕ'˶ )‪︎

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