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三洋の保冷・保温ボックス

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サンヨウキ通信

【価格高騰】ドライアイス不足と対応策

近年、スーパーなどでも身近な存在であるドライアイスが不足しているのをご存知でしょうか。

 

ドライアイスは主に、下記の用途で使用されています。

 

◯冷凍食品等の保冷輸送 → 約75%

◯工業用 → 約6%、

◯遺体保存 → 約5%、

◯演出用 → 約5% 

 

そのほか、ブラスト洗浄や医療、バリ取りなどにも使用されています。

ドライアイス不足になった原因

 

原因①

新型コロナウイルスのワクチン輸送や、コロナ禍での巣ごもり需要の増加に伴いECや宅配などドライアイスの消費量が増加

 

原因②

ドライアイスは製油所などでガソリン精製時の副産物として発生する二酸化炭素(炭酸ガス CO2)を用いて精製されていますが、製油所の老朽化に伴う処理能力の低下や閉鎖に伴いドライアイスの原料となる二酸化炭素の生産が減少

 

原因③

コロナ化により外出制限が発令されたことで、航空機は減便、交通量も激減したため、ガソリン精製量が少なくなり、原料となる二酸化炭素の供給が更に低下

 

以上は要因の一部ですが、全体として需要は増加もしくは横ばいにもかかわらず、生産量は低下しているためドライアイス不足となってしまっています。

ドライアイス不足による影響

価格の値上がりです。

 

ドライアイスの価格は、企業ごとに消費する量が異なるため、どのくらい上昇したのかというのがわかりずらい部分でもありますが、価格が高騰していることは事実。

販売価格はこの5年で3割ほど上昇しているそうです。

 

また、ドライアイスの使用を前提に温度管理を組み立てている場合、将来的にドライアイス不足がさらに進んでいくと商品の輸送や配送が出来なくなってしまう事が考えられます。特に条件が厳しい夏季などは商品の解凍クレームが発生したり、商品の品質の低下や衛生面での問題など、コールドチェーンの見直しが必要になってくるのではないでしょうか。

ドライアイス不足対策

 

今後もドライアイスの価格高騰は止まる見込みはありません…

ドライアイスの使用用途の約75%を占める保冷輸送ですが、今後どのような対策をとっていくと良いのでしょうか。

 

それはドライアイスの使用量を減らしていく、または使用しない方向へシフトしていくことです!


そこでドライアイスの代用として、「保冷ボックス×蓄冷剤」の導入をおすすめします!

 

◆ドライアイスのメリット・デメリット

【メリット】

 

・使い捨てで最後は気化するので、場所をとらない

使い捨てなので、必要な分を購入するだけで運用が簡単。そして気化して無くなるので都度片付ける必要もありません。

また超低温で冷却力があるため、温度上昇をリセットすることができます。

 

【デメリット】

 

・使えば使うだけコストアップ

ドライアイスは使い捨てのため、常に買い続ける必要があります。

 

・取扱に注意が必要

-78.5℃と非常に低温なため、誤って直接触れてしまうと作業時に凍傷を引き起こすということも…また葬儀場でドライアイスを敷き詰めた棺の中に顔を入れた状態で亡くなるといったドライアイスによる二酸化炭素中毒事故も報告されています。

 

広く利用されているドライアイスですが、取り扱いには注意が必要な商品です。

◆蓄冷剤のメリット・デメリット

【メリット】

 

・コストダウン

繰り返し使用可能なハードケースタイプの場合ですと、長期的に使用していただくことでドライアイスよりもランニングコストを下げることが出来ます!

蓄冷剤は耐久性があるため、冷蔵、冷凍輸送にも持って来いな商品です。

 

・選べる温度帯

蓄冷剤は様々な温度グレードのものが作られているので、冷蔵や冷凍はもちろんのこと保温にも使うことができます。

 

・安全性

ドライアイスのような事故につながることはありません。

 

【デメリット】

 

・初期費用がかかる

蓄冷剤を凍結させるための急速凍結庫などの設備を導入することが必要、また凍結のための電気代がかかります。

またドライアイス置き換えを考える場合、より高性能な保冷ボックスが必要です。初期費用はかかりますが長期的に見ると、コストパフォーマンスは◎

 

・運用の手間がかかる

ドライアイスと違い再利用するために、回収して再凍結させる必要があります。

 

冷凍に関してはドライアイスの使い勝手が非常に優れているのは周知のことと思いますが、保冷ボックス+蓄冷剤保冷ボックス+蓄冷剤+ドライアイスなどでも置き換えは可能です。

 

ただ現状の運用を大きく変える必要もあるかと思いますし、簡単ではありませんが

ドライアイスを削減するメリットもあり、将来的なリスクも考慮して検討する必要が出てくるのではないでしょうか。

 

価格の高騰や供給が安定しないためドライアイスの使用を辞めようか検討していた…

取り扱いに注意が必要なので不安…

 

といった方、ぜひこの機会に「保冷ボックス×蓄冷剤」の導入をご検討ください。

お客様の運用したい環境に合わせて保冷ボックスの性能や容量、必要な蓄冷剤の量などご提案させていただきます(*^-^*)

 

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次回、新商品の

〝 パワーアップを遂げた⁉Zパック 〟〝 初期費用削減!蓄冷剤5枚セット 〟

のご紹介をさせていただきます!お楽しみに(^^)/

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